はじめに
看護管理のレポートを書く際、信頼できるデータやエビデンスの活用が求められます。しかし、「どこで信頼できる情報を探せばいいのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。そこで、看護管理レポートに役立つ統計データや論文の探し方を解説します。
1. 使える統計データの探し方
(1) 厚生労働省の統計
看護職の労働環境や医療現場の実態を把握するために、厚生労働省の統計は必須です。
- 「医療施設動態調査」(病院数・病床数の推移)
- 「看護職員需給分科会報告」(看護師の人材需給状況)
- 「賃金構造基本統計調査」(看護師の給与に関するデータ)
📌 調べ方:厚生労働省の公式サイト(https://www.mhlw.go.jp/)から「統計・白書」ページへ。
(2) 日本看護協会のデータ
看護師の離職率や教育に関するデータを得るなら、日本看護協会が提供する統計が便利です。
- 「病院看護実態調査」(看護師の離職率・勤務環境)
- 「看護職の労働実態調査」(勤務形態・教育体制)
- 「クリニカルラダー関連資料」(人材育成の参考資料)
📌 調べ方:日本看護協会公式サイト(https://www.nurse.or.jp/)の「調査・研究」ページをチェック。
(3) 独立行政法人・学術機関のデータ
- 「日本医療研究開発機構(AMED)」(医療技術・看護管理に関する研究)
- 「国立社会保障・人口問題研究所」(高齢化社会と医療提供体制のデータ)
- 「総務省統計局」(国民生活基礎調査)
📌 調べ方:「医療 統計サイト」などでGoogle検索すると有用な情報源が見つかる。
2. 使える論文の探し方
(1) 医学・看護系論文データベース
おすすめ論文検索サイト
- 「CiNii Articles」(日本語の学術論文を無料で検索・閲覧)
- 「J-STAGE」(国内の学術雑誌・論文のデータベース)
- 「PubMed」(英語論文も探せる、医療・看護分野の定番)
📌 調べ方:「看護管理 AND 人材育成」「看護師 AND 離職率」など、キーワードを組み合わせて検索すると良い。
(2) 大学・研究機関のリポジトリを活用
多くの大学では、看護研究の成果をリポジトリ(学術論文のデータベース)として公開しています。
- 「東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)」
- 「京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)」
- 「看護系大学のリポジトリ」(各大学の公式HPで「リポジトリ」と検索)
3. データと論文を活用するコツ
(1) 参考文献の書き方
レポートでは、信頼できるデータ・論文を明記する必要があります。書き方の例を示します。
✅ 統計データの引用例
厚生労働省「2023年 病院看護実態調査」によると、2022年度の看護師離職率は11.8%であり、新卒看護師は10.2%であった。
✅ 論文の引用例
田中らは、OJTの実施頻度が看護師の職務満足度に与える影響を分析し、教育体制の充実が離職率低下につながることを示した。
(2) データの信頼性をチェック
- 公式機関(厚生労働省、日本看護協会など)が発表したものか?
- 発表年が古すぎないか?(直近5年以内のデータが望ましい)
- 出典が明確で、複数のデータと整合性があるか?
まとめ
看護管理レポートでは、客観的なデータとエビデンスの活用が重要です。厚生労働省や日本看護協会の統計、学術論文データベースを活用し、根拠のある論理的なレポートを書きましょう。
📌 ポイントおさらい
✅ 統計データ:厚生労働省・日本看護協会・総務省などの公的機関を活用
✅ 論文・研究:CiNii Articles、J-STAGE、PubMedなどの学術データベースを活用
✅ 引用のルール:出典を明確にし、最新のデータを使用する
これらを意識して、説得力のあるレポート作成に挑戦してください!
さあ!手を動かして Report-Go!