日本看護協会(JNA)が提唱する「ワークプレイス」は、「看護職が働きやすく、やりがいを持てる職場環境」を指します。特に、看護職の労働環境を改善し、持続可能な看護提供体制を確立することを目的としています。
ワークプレイスの基本的な考え方
日本看護協会では、「健康で安全に働ける職場環境」を重視し、次のような要素を含めたワークプレイスの構築を推進しています。
1. 働き続けられる環境づくり
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ワーク・ライフ・バランスの推進
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勤務間インターバル制度の導入
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シフトの柔軟化(短時間勤務・夜勤回数の調整)
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育児・介護と仕事の両立支援
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多様な働き方の導入
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看護補助者との協働による業務負担軽減
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在宅・訪問看護との連携強化
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ICTの活用による業務効率化
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2. 安全で健康に働ける環境
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夜勤負担の軽減
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夜勤専従や二交替・三交替制の見直し
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休憩・仮眠時間の確保
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夜勤時の安全対策(防犯カメラやセキュリティ対策)
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メンタルヘルス対策
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相談窓口の設置
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ストレスチェックの実施
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管理職によるメンタルサポート
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3. 看護職が成長できる環境
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キャリアパスの明確化
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認定看護師・専門看護師の育成支援
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管理職向けの研修プログラム
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教育・研修の充実(eラーニング、オンデマンド研修など)
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職場のマネジメント強化
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業務改善による負担軽減
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看護管理者のリーダーシップ育成
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チーム医療の推進
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具体的な取り組み事例
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タスクシフト/シェアの推進
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看護補助者への業務移管(移送・環境整備・物品管理など)
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特定行為研修修了者(診療補助が可能な看護師)を活用
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ICT活用
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電子カルテの音声入力機能導入
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AIを活用したナースコールの振り分け
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職員の満足度向上
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「ありがとうカード」の活用
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スタッフ間のコミュニケーション活性化
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看護協会の「ワークプレイス改革」が目指すもの
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看護職が働きやすく、長く続けられる環境の整備
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質の高いケアを提供できる職場づくり
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組織全体の生産性向上
関連する施策
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「2025年に向けた看護の将来ビジョン」
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「看護職の働き方改革」
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「看護業務の効率化とタスク・シフトの推進」
まとめ
ワークプレイスの概念は、「安全で健康的に働ける職場」「成長できる環境」「持続可能な働き方」を実現することが目的です。
あなたの病院でも、タスクシフトやICT活用、働きやすいシフト作りなどを進めることで、ワークプレイス改革に取り組めそうですね!