”D"評価を受けない看護課題レポート PR

序論・本論・結論ってどう書くの?

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認定看護管理者ファーストレベル・セカンドレベル・サードレベル受講の皆さんこんにちは。そろそろレポート課題が書けずに嫌になって、現実逃避していませんか?大丈夫です、あなただけではありません。みんな今頃「あ~、なんで受講しますなんて言ったんだろう。」と嘆いてます。それでも、前を向いて!気持ちを切り替えて!書くしかないんです!
このサイトが、少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。
今回は、レポートの構成である序論・本論・結論の書き方についてご説明します。

1.序論(Introduction)って何を書くの?

序論とは、そのレポートのつかみの部分です。今から何を伝えたいのか?なぜそう思ったのか?できれば、社会情勢などを入れることをおすすめします。

以下は、「高齢者のせん妄予防についての看護活動の重要性と自院での課題」についての看護レポートの例です。序論の形式に沿って書いています。


序論 (Introduction)

せん妄は、高齢者においてよく見られる急性の精神状態の変化であり、意識の混濁や認知機能の低下が特徴である。特に入院中の高齢者に多く発生し、予後の悪化や入院期間の延長、さらには死亡リスクの増加につながることが報告されている。そのため、せん妄を予防することは、看護師の重要な役割の一つである。そこで、自院での高齢者のせん妄予防における看護活動について考察し、具体的な予防策とその効果を検討する。

2.本論 (Main Body)ってどう書くの?

目的: 調査結果や考察、分析などを論理的に展開する部分です。最もボリュームがあり、詳細に書き込む必要があります。

書き方:

  • 理論的背景: テーマに関連する理論や既存の研究を紹介し、それに基づいた議論を展開します。文献を参照し、エビデンスに基づく情報を提供することが重要です。
  • 具体例やデータ: 自分の実習経験や事例、データを用いて具体的な説明を行います。患者の状態、提供したケアの内容、その結果などを詳細に記述します。
  • 分析・考察: 提供したケアがどのように患者に影響を与えたか、またその結果が理論や文献とどのように関連しているかを考察します。何が成功し、何が課題だったのかも述べると良いでしょう。
  • 複数の視点からの分析: 患者の視点、看護師の視点、家族の視点など、異なる視点から問題を捉え、総合的に分析します。

以下は、「高齢者のせん妄予防についての看護活動の重要性と自院での課題」についての看護レポートの例です。本論の形式に沿って書いています。

1. せん妄のリスク要因と影響

せん妄のリスク要因には、高齢者の脳機能の脆弱性、身体的ストレス、薬物の副作用、環境の変化、睡眠障害などが挙げられる。これらのリスク要因が重なることで、せん妄が発生しやすくなり、せん妄が発生すると患者は混乱状態に陥り、適切な医療やケアが困難になるだけでなく、転倒や事故のリスクも高まる。また、長期的には認知機能の低下や生活の質(QOL)の低下が見られることもあり、早期の予防が極めて重要である。

2. 自院での看護活動と課題

せん妄予防のためには①環境調整②コミュニケーションの強化③身体的ケアの充実の3つの看護活動が効果的であると言われている。

自院での現状は、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・のような状況であり、今後の課題は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・である。(この部分は、自院での活動やできていること、できていないこと、今後このような事が必要など自分なりの考察を書きましょう。)

3. せん妄予防の効果と考察

実際の看護現場において、これらのせん妄予防策を取り入れることで、高齢者のせん妄発症率を大幅に低減することが可能であることが示されている。例えば、ある病院で実施された研究では、環境調整とコミュニケーションの強化を通じて、せん妄の発生が50%以上減少したとの報告がある。また、これにより患者の不安感が軽減され、入院期間も短縮されるなど、全体的な治療成績の向上が確認されている。これらの結果から、せん妄予防における看護活動の重要性は極めて高いと言える。

3. 結論 (Conclusion)ってどう書くの?

目的: レポート全体を総括し、主要なポイントをまとめる部分です。読者に「レポートを通じて何が分かったのか」を伝えます。

書き方:

  • 要約: 本論で述べた内容を簡潔に要約し、重要なポイントを再度確認します。
  • 結論: レポートの目的に対する結論を示します。例えば、「この研究から、〇〇な看護ケアが高齢者のせん妄予防にに効果的であることが示唆された」などです。
  • 提言・今後の課題: 今後の実践にどう活かすか、またはさらなる研究が必要な点を提言します。具体的な改善点や将来的な取り組みについて述べることも有効です。

以下は、「高齢者のせん妄予防についての看護活動の重要性と自院での課題」についての看護レポートの例です。結論の形式に沿って書いています。

結論 (Conclusion)

高齢者におけるせん妄は、患者の健康と生活の質に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、予防が重要である。看護師による環境調整、コミュニケーションの強化、そして身体的ケアの充実は、せん妄の発生を効果的に防ぐことができる。これらの看護活動は実際にせん妄の発生率を低減させる効果があり、患者のQOLを維持・向上させるために不可欠である。自院での課題解決のためにもせん妄予防策のさらなる改善と、看護師の教育の充実が求められる。


このレポートの構成を参考に、実際のケア経験や文献に基づいた詳細な内容を追加することで、より深みのあるレポートを作成することができます。

さあ、まずま書くことから始めましょう!Report-go!